フリーな何かになりたいの

入社半年で社会人不適合者と気づいてしまったガールが、自由に生きられる場所を探してなんだかんだ頑張って生きている記録。旅と映画が好き。

社会人半年で社会不適合者と気づいてしまった人間が、自由に生きられる場所を探してなんだかんだ頑張って生きている記録。
旅と映画と乳製品が好き。

会社に靴下履いてったら怒られたので会社や〜めぴ

ついにやってしまった。次に何するかは何も決まってないです!!!

辞めた原因が靴下っていうのは、入社からの様々な鬱憤がこれに集約されたという感じなので、大げさではないんです。残念なことに。

 

 「新卒半年で辞める」ということに対しての葛藤はもちろんありました。 

自分の我慢が足りないだけじゃないのか、とずっと悩んでいました。

カウンセリングいったり、ネットで同じような境遇の人を調べたり、周りの人に相談したり。出来るだけ多くの人の意見を聞いて、その上で導いた結論が「これは我慢すべき場面じゃないな」。

 

ネットで退職系の記事を読むと、「辞めたったけど転職して今こんだけ稼いでるわ!」みたいなのが多いと思うんですけど、私はマジのガチで無職ですので今の所希望はないです笑

ただ「自分」を守るという選択をしたことについて後悔はしていません。

 

同じ考えを持っている人や体験をしている人がいるって知れるだけで、少し生きるのが楽になると思うので、いつか誰かの助けになればいいなあと思い今回の体験を文章にします。

 

 

 

退職決意の引き金となった事件

入社当初から、「価値観や社風が合わなすぎるわ無理やこれ、転職先見つかったら即辞めよ」と思ってはいました。

 

転職サイトを眺めながら、日々のしんどさをなんとかやり過ごしていたそんな中、 

入社半年記念ということで、上司、トレーナー、教育係で強制的な飲み会がありました。

しかも、月曜日に。

 

「服装直す気あんの?ないの?」

入社当時からそりゃーもう服装を注意されまくりました。

でも何が具体的にいけないのか聞くと、説明してもらえない、答えがないんです。

私は昔からなのですが、「説明ができない、でも従わなければならない、なんとなくの社会のルール」っていうものがまるで理解できない人間なので、おとなしく言うことを聞くことができませんでした。

 

会社で特に服装の規定はなく、言われていたのはジャケットを着て違和感がない格好、いわゆるオフィスカジュアルであればOK。

 

私にとってファッションは自己実現アイデンティティの表現の手段でした。

そのため、内定時にも服装については自分の納得ができるものか確認済みでした。

そして、自分らしさを表現できる服装をオフィスカジュアルの範囲内でしていたつもりです。

 

私のフォーマルの基準が他とはズレているようだから、具体的にどんな服装であればいいのか教えて欲しい、と教育係に聞いたこともあります。

しかし答えは、「なぜ周りの服装を見て学ばないのか」というものでした。

 

話は飲み会に戻りますが、そこでまた服装のことを咎められました。

上司に「直す気あるの?ないの?」と詰められ、「努力はしているのですが、具体的にどの服装がダメなのか教えてください」と聞きました。

 

上司「あなたの服装なんて一々覚えてない。直す気あるのかないのかを聞いてるんだ。」

 

お゛ん!?!?!?

 

私だけが全くの頓珍漢な服装をしていたなら怒られるのもわかります。

しかし、同僚の服装はカジュアルからフォーマルまで非常にバラバラで、フォーマルさにおいて統一されていたとは思えません。

 

それではなぜ、自分にだけこのように執拗に服装について パワハラまがいのを詰問を受けなければならなかったのか。

 

そして訪れた靴下事件。

この飲み会から、私は自分の服装について何かを言われるのが嫌で、

そりゃあもうお手本のようなフォーマルな格好をして出勤していました。

 

その日の下半身は、黒のパンツに白い靴下、黒いローファーでした。

どこからどう見ても問題がない格好だと思うじゃないですか?私はそう思ってたんですよ。

 

そ の と き

 

教育係:「しげおさんさ、前靴下履いてきちゃダメって言ったよね?

女性のスーツでは靴下を履いちゃダメなの。ストッキングじゃなきゃダメ。」

 

 おほ、オホオホオFOーーーー!!!????

 

まさか23年の人生で靴下を履いてきて怒られる日が来るとは思いませんでした。

ていうかなんで私だけ服装規定がスーツになってるんだ。オフィスカジュアルじゃなかったっけ??

 

だ、ダメだこのままここにいては私が私で無くなる。

辞めよう。

そうして退職願を提出することになったのでした。

 

退職願を拒否された 

そんなこんなで退職願を提出する当日。

「退職 やり方」で検索しまくり、準備は万端です。

 

嘘の退職理由として考えた、「祖母に介護が必要になったので実家に帰ります」

を何回も頭の中でイメトレしました。

(ごめんねばーちゃん)

 

ちなみに、なぜ退職届ではなく、退職願を用意したかというと、

この時点ではまだ円満退職(ほぼ無理やけど)を望んでいたからです。

 

いくら会社がうんこといえど、仕事にはそれなりの責任感を持っていたので、

1ヶ月かけて片をつけてから退職をしようと考えていました。

 

退職願を出してからも1ヶ月は会社にいなければなりません。

そのため、できるだけ穏便に事を済ませたかったのです。

退職届は出される側としてはあまり気持ちが良くない物らしく、退職願を選択しました。

 

まあこんな配慮はいらなかった訳ですが。

 

スムーズにそして、精神的ダメージを少なく退職願を渡すために、

定時30分前にに上司にメールでアポを取り、会議室に呼びつけるという作戦。

 

上司を呼びつけるメールを送るまでの吐きそうな緊張感がやばかったです。

その日は一日中下痢でした。

 

しかし!!これを渡せば全ての苦しみから解放される!!自由をこの手に!!

 

そうしてやって来た勝負の時!!

上司を会議室に呼び出すことに成功!!!

 

さあ受け取れ!!ついでにくたばれ!!!

これが退職願だあああああああ!!!!!!!

 

上司「あなたの気持ちは尊重するけど、それ出す相手俺じゃないから。」 

 

…………ファ!?

 

「しげおの上長は自分ではなくトレーナーだから」とかいう本当に頭がおかしい理由で受取を拒否されました。

お前が上長でなかったら一体お前はなんだったんだ??

風邪で休む時には確かお前に報告をしていたはずなんだが??

なんなんだお前???

 

その日トレーナーは外出。

つまり、その日のうちに片をつけることは不可能。

 

私は…この日のために生きて来たのに…。

ジェイクが親の仇ではなかったと知った時の、バーナビー・ブルックス・Jrってこういう気持ちだったんだろうなぁ…。(どうかな)

涙が止まりませんでした。

 

そして何もかもが嫌になり、新幹線へと飛び乗って実家に帰りました。

 

 

精神と体調に現れたストレス

 

心身ともにボロボロの状態で実家に帰ってきたしげお。

 

入社して半年間。

ストレスの原因は服装に関するものだけではなく、

 

・それ結果出るの?(入社2ヶ月目〜〜〜研修なし〜〜〜知らね〜〜〜)

・お弁当事件(定時後の休み時間に机でお弁当食べてたら怒られました。)

・分からないこと聞く→え?それ前言ったよね?なんで覚えられないの?

・聞かないで自分で考える→なんで聞かないの?聞いた方が早くできたよね?

 

などなど様々なストレスが祟り、それが下記のように体調に現れていました。

 

・唇が荒れてものすごい痒みと痛み

・物を食べると唇の内側が腫れる

・指先が荒れる

・下痢

・心臓がギューってなる

・生理不順

 

精神的にタフだと思っていた自分でさえ、こんな状態になるんですから、

本当にストレスを感じていたんだと思います。

 

退職願拒否がさらに追い打ちとなり、とうとう心療内科に行くことにしました。

 

分かってはいましたたが、やはり診断は「適応障害」。

お医者さんが2ヶ月休職の旨を書いた診断書をくれたので、

退職はとりあえず置いといて、まず休職をしようと考えていました。

 

退職成功

 

そして上司に、適応障害の診断が出たため休職したい旨を電話で伝えたところ、

「だったら退職していいよ」とすごくあっさり退職することができました。

 

まじかよ!診断書代返せよ!

(診察代、診断書代、薬代で大体4000円くらいはかかった気がする。)

 

しかしながら医者の診断書の威力を思い知りました。

 

ちなみに、退職できた今は全ての不調が爆速で完治いたしました笑

 人の体って面白いですよね〜〜〜

やっぱストレスって良くないってはっきりわかんだね。

 

クソみたいな半年の中で分かったこと

なんやかんやありましたが、今は無事退職できて、穏やかな日々を送っています。

次に何をしたらいいのか分からず、人生の迷子という感じですが、この半年間に比べればポジティブな悩みです。

 

このクソみたいな半年間でも、学ぶものはありました。

 

・自分を理解して応援してくれる人の存在

 仕事に関して多くの知人に相談しましたが、皆ちゃんと話を聞いてくれて、アドバイスをくれました。

 自分を理解してくれる存在が多くいることに気づき、改めて感謝でした。

 

・人にやられて嫌なことはやっちゃダメ

 当たり前のことですよね。お母さんに習ったでしょ!

 大人になると忘れちゃう人って多いんですかね。

 

・価値観の合わない人とまともにやりあっても疲れるだけ

 だから適当にいなすことを覚えないといけない。

 自分がマイノリティな考え方を持っていたとして、それを相手にも受け入れてもらおうとすると死ぬほど疲れますし、大抵の場合受け入れてもらえることはないです。

 社会で生きていくためには、そこんとこうまく処理しないと、またストレス溜めそうだなと思いました。

 

・意味不明なルールに従えた者のみが、真に部族の一員として迎え入れられること

 説明のつかない謎ルール、暗黙の了解、これに従えなければそのグループの一員として認められない、っていうのはあるなと。 

 このまま組織に属して働くという選択肢を取るなら、1認められなくてもいいと割り切るか、2認められるように自分に嘘をつくか、3自分にとっての謎ルールがない居心地のいい場所を探すかの3択です。

 私の場合は難易度は高くとも、おそらく3の方向に努力をした方がいいんだろうなと思いました。

 

・上司ガチャ

 結局のところ上司ガチャです笑 

 どれだけいい環境を見つけても、上司ガチャで全てが決まると思います。

 これに関してはどう努力をしたらいいのか分からないので保留です笑

 

・決断ができるのは環境のおかげでもある

 上野 千鶴子さんみたいなこと言っとる。

 辞めたくても。何が何でもお金が必要という状況だったら辞めれなかったと思います。

 「いつでも実家に戻っておいで」という実家のバックアップがあったからこそ、安心して辞めるという選択をすることができました。

 自分が結果を出せるのは、決断できるのは自分だけの力じゃないよなぁとしみじみ思ったのでした。

 

・絶対にこれからも「私」を否定する人は出てくる、けどそれに一々反応していてはダメ

 もーこれは間違いない。

 どれだけ考えや信念があったとしても、「なんで半年で辞めたの?半年じゃわかんないじゃん」とか「どこ行っても同じだよ」などなどクソみ   

たいなことを言ってくる人は絶対に出てくるでしょう。

 でももうそんなのに一々反応して傷ついていてはダメだなと。「こう生きたい」というはっきりしたものがあって、それは変えられないので、

 これくらいの批判さらりと受け流せるようにならないといけないなあと思ったのでした。

 

・理想を語りたいなら結果出さなあかんな

 いうてやっぱ上みたいなこと言ってくる人黙らしたいじゃないですか(もうそこがダメ)。

 黙らすには結果出すしかないんすよね。

 がんばりまーす。

 

これからどうするか 

もう完全に人生迷子中ですね。

迷子中ですけど、久しぶりに色々インプットできる時間がたくさん取れてて幸せです。

 

今はTOEIC世界遺産検定、Photoshop、動画編集の勉強をやっています。

留学してたのにTOEIC一回も受けたことなかった…。

 

自分が組織に属すことに向いていないということは十分わかったので、

将来的にフリーランスになれるようなスキルを磨ける会社に転職したいと思っています。

 

ただ、時期に関しては検討中で、

職業訓練などに通って新たなスキルを身につけてから転職活動をするか、

それとも今のスキルで雇ってくれる会社を見つけるかというところです。

 

なんならワーホリもあり。

 

せっかく時間はたくさんあるので、自分の将来を考えつつ、

色々なことを体験して吸収する期間を楽しんでいます。

 

この半年の中で一番生きているという感じがするぅ!

 

すごい長い文章になってしまいましたが、これが私の退職に至った経緯でした。

「あ、自分よりヤバいやついるから大丈夫だ」とか安心してもらえたり、

退職しようか迷っていたら勇気づけられるような文章になっていたら幸いです。